2008年11月2日日曜日

一転して

熊野古道に行かないことを決めてから、体調が悪くなった。

旅行計画から自分の将来設計に考えが変わったからだろう。

自分の人生について考えて、明るい気持ちになることがない。



なんでも表と裏があるというか、気持にも必ず二面性があると思う。

意欲が湧くと同時に心配も起こる。

私の場合、希望が強まるほどその反対の気持ちも強くなり、後者の気持ちに縛られてしまう傾向がある。

理想が高いとその分の苦しみが大きい。

夢だけを見続けることができれば悩むことなどないが、夢を描いてから現実を見るから現実問題に捕らわれてしまう。



11月にもなると今年もあとわずかと感じる。

1カ月後には身上書を提出することになる。

来年度自分が何をしているのか想像できない。

このまま今の職場に残るのがいいとは思えないが、今辞めても何もない。

仕事を続けるなら、ACCESSの勉強をしてみようかと思う。

一度もACCESSの操作をしたことがないが、ACCESSを使いこなすことができたら多少は仕事に興味を持つかもしれない。



つい最近までは、仕事を辞めて精神保健福祉士の資格を目指そうと考えていた。

通信でやる予定なので辞めることはないが、両立できそうにないのでどうするべきか悩んでいた。

精神保健福祉士の将来性などがよくわからない。

この職業自体が直接利益をもたらすわけではないので、必要性がない職業かもしれない。

いないよりはいたほうが、体裁がいいということだろうか。

精神保健福祉士でないとできない仕事があるわけではないし、設置義務があるわけではないので。

看護師なんかは人数によって、診療報酬の点数が変わってくるので病院としては人数確保したいだろうし、実際に看護師が少ないと診療が成り立たないので、看護師は必要だと思う。

精神保健福祉士による行為で診療報酬が発生するが、わざわざ精神保健福祉士を雇ってまでその点数を取りたいとは思わないだろう。

医療は不景気とそれほど関係ないにしても、精神保健福祉士を雇うようなところは少ないように思える。



とりあえず職場に残るにしても、転職することを考えて行動しておこうと思う。

精神保健福祉士という選択肢が消えつつあるなか、これに代わるものを見つけておかないと、行動が遅れてしまう。

今再び社労士に興味がある。

2年前に社労士の雑誌を1年間購入していたことがある。

その時は社労士を目指すつもりで定期購読を申し込んだのだが、合格率10%を切る試験勉強なんて無理だろうと思い、諦めていた。

試験の難しさの他に勉強内容自体に興味が持てないのが辛い。

法律の勉強は苦手だ。

面白みが感じられないので、勉強が苦痛になってしまう。

そこで興味が持ててなおつかつ簡単そうなFP3級の勉強を始めたという経緯。

2年前と今とでえらく違うと思うのは、出費を厭わないということ。

資格スクールに通うとなると20万円近くかかるが、今ではそれが気にならない。

自己投資の必要性と危機感の強まりだと思う。

20万円投資することで、転職できる道が少しでも開けるのなら構わないという気持ちになってきた。

10%を切る合格率もどういうわけか気にならなくなってきた。

2年間散々調べて、社労士にまた戻ってきたということからして、もう社労士の勉強するしかないなあという気持ちのせいだろうか。



世界経済の低迷もあって、転職は難しいと思う。

内定の取り消しが行われるくらいだから、今は辞める時期ではないかもしれない。

かといって生きることの苦痛をどうやり過ごすか。

これといって楽しみがない。

今は不況を感じるようなことはないが、1年もしないうちに実体経済に影響が出て、またリストラのニュースで賑わうのだろうか。

不況で戦争が起きたらよくないが戦争や犯罪が増えなければ、今回の不況のおかげで世の中はいい方向に転換できる機会を得たと私は考えている。

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